匿名SNSでも個人の性格や思想、信条を晒していることを意識しよう

SNSが就活の身辺調査に利用されている

 今日の朝日の1面に就活者の身辺調査の記事が載っていました。その内容が面白かったのは、現代は匿名のSNSで好き勝手なことを言ったり、やったりしているわけで、匿名と思っていてもプロの手にかかれば、容易に個人が特定されてしまい、素性がバレるということです。1、2時間で個人を特定して、分析までして料金は1万6千円ほどだそうです。昔から、警察官や銀行などのお堅いところは、身辺調査が厳しいと言われていましたし、実際に警察官になった知人も就職前に身辺調査されたといっていました。少し前まででしたら、自分の半径数百mの人達にしか知られていなかったから、興信所も聞き込みなどの現地調査をするから調査の痕跡も残ったのでしょうが、SNSの情報を集められたとしても、気がつきませんね。

 

会社採用者は就活者の思想信条に興味深々です

 会社の社員採用プロセスは履歴書、経歴書の書類を審査して、面接というところが多いと思います。しかし、昨今では公平な採用選考するためと、本人の適正や能力に関わらない情報の収集はNGとされており、履歴書は見るべきものは無いし、面接では雑談的な内容から性格や思想、信条などを探りたいところがあっても、直接的な質問はダメと諌められし、なかなか難しくなっていました。

   特に、中途採用は職務経歴は比較的重要視しましたが、異業種からの転職だと単純に評価できない場合が多いです。そこで、一旦経歴は置いといて、精神的タフさや発想の柔軟性、協調性や素直さ、チャレンジ意欲などがどう先の経歴に作用して、今後も発揮し続けるだろうか、などとツラツラ思いながら面接しますが、30分程度の面接1、2度で見透かせるものではありません。

   しかし、よく考えてみれば、匿名のSNSであれば、本性をばら撒いている可能性があるわけで、使わない手はないというわけですね。本人がネットにばら撒いている情報だから、拾い集めて分析しても違法にはならないでしょう。ただ問題があるとすれば、就活者と匿名SNSの人物が同一人物かどうかをどうやって特定するかです。もし、人違いで不採用にでもなったら、就活者の不利益と言えますが、かといって会社側は不採用理由は明確にしないので、真意は闇の中です。かなり危なっかしい身辺調査です。

 

SNS発言評価基準に意外なものも

   私もこのブログはニックネームでやっていますので、匿名で好き勝手なことを言っていますね。わたくし的には複雑な問題の事実は下調べをして、事実と事実を結びつけるのに好き勝手言わせてもらっています。したがって、思想、信条や宗教観、ナショナリズムは丸出しです。年齢は公表していますから、そんなオヤジの個人を特定しようなどと誰も思わないだろう、とタカをくくれるのが強みです。

   で、SNS身辺調査で「問題あり」と低評価になるのは、もちろん誹謗中傷や他人の個人情報を晒すことは言うまでもありませんが、「正論をふりかざす」のも良くないみたいです。たしかに、チームにおいては正論をふりかざして何かと突っかかってくるのは使いづらいですね。自分も若かりし頃は多分にそんなところが有ったと自戒したものですが、40歳半ば過ぎに「〇〇さんも、ずいぶんマルくなったね」と言われた時は、少し悔しい思いがありました。いまだに、言うにこと欠いて「それが常識だ」「普通だ」と説得されると少しイラッとするのは治らないですけど・・・。

 

せめてネット誹謗中傷の抑止に

   いずれにしても、匿名で発信したと思っている発言が、就職活動や結婚などにも影響を及ぼし、一生を左右しかねない危険があることをよく宣伝すれば、ネットの誹謗中傷抑止になるかもしれません。それより、バカ親からするとウチの娘はどこまでこう言うことを意識しているのかと、自分をさて置いて心配しきりです。(2021年9月27日)

タイトルとURLをコピーしました